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縁の下の力持ち
工事部(土工) 2年目
菊池靖成
YASUNARI KIKUCHI

土工事の1日

建設土工事は多種多様な作業を行ないます。軽微な作業では、現場内の清掃片付けや、現場事務所の引越など現場監督の補助作業などが有ります。またどの専門業種にも属さない作業を行うこともあり、様々な資格や技能を有し活躍しています。
専門分野としては建築基礎工事、根伐り工事やコンクリート打設を担当します。
根伐り工事は大型建設機械を駆使し、何もない更地から地面を掘り、図面通りの起伏を成形していきます。
コンクリート工事は基礎・躯体等の建物の形を、型枠の中に生コンを流し込む事で作っていきます。
どちらの工事も建築物の主要工事になりますので、とても遣り甲斐のある工事といえます。
それでは「土工事の1日」をご紹介します。

8:00
朝礼-作業開始
【朝礼前ミーティング】
本日の作業内容を基に役割分担を決めます。進捗予定や作業内容に応じて携帯工具を確認して朝礼に参加します。
【朝礼参加】
本日入場している作業員全員が集まりラジオ体操を行います。当日の主な作業や伴う危険箇所・禁止事項を確認し、特に自分たちに関係する事はその後のKY活動に活かせるように考えながら参加します。
【KY活動】
本日の作業内容の再確認、作業分担の再確認を行い、伴う作業に潜む危険を洗い出すことで災害予防を行います。また類似災害を参考に予防策を検討してから作業エリアに移動します。
【現地KYミーティング】
関係者全員が現地に集まり直接的な作業確認、注意事項等を再度確認し、指揮命令系統を整えます。
【作業前点検】
前日までに段取りした施設や機材に不備が無いかを確認し、使用前点検を行います。不備が有った場合は作業を開始せずに対処し、再度点検確認を実施した後に作業を開始します。また周辺施設の養生等も確認します。
【作業開始】
建設現場は常に危険と隣り合わせです。自分は安全対策が出来ていても、巻き込まれ災害等、油断をしてはいけません。常に周囲にも注意を払い作業を行なっていきます。
8:30
午前中の作業
【根伐り工事】
図面を基に作業範囲の区画・掘削範囲・掘削深さ・山留方法・湧水処理を確認します。掘削には大型建設機械(バックホー)を使用し、機械の届かない細かい部分や横矢板工法による山留工事では、手元作業員によって矢板入れを行います。
◯主な使用機材/工具
・レベル ・水中ポンプ ・丸鋸 ・スコップ ・ジョレン ・大ハンマー
【コンクリート工事】
型枠に生コンを流し込む際に、振動機(バイブレーター)を使用し、十分な締固めを行います。圧送されてきたコンクリートの筒先バイブ・流れに沿って移動する先行バイブ、壁部位の型枠を叩く等の様々な担当に分かれて作業を進めます。
◯主な使用機材/工具
・バイブレーター(50φ 40φ 30φ) ・タタキ棒(木槌) ・ブラシ ・バケツ
12:00
昼休み
昼休みは作業員休憩所でとります。皆で机を囲み愛妻弁当やコンビニ弁当、お弁当屋さんや現場の売店など様々です。
午後の作業に向けて身体を休める方や、面白い話をしたりとコミニケーションを取っています。
また責任者は作業の進捗確認や午後の作業予定などを打合せしたりと、それぞれが自由な時間を過ごしています。
13:00
午後の作業
【根伐り工事】
掘削が進むにつれて作業環境が刻々と変わっていきます。掘削箇所が広がると同時に立入禁止区画も変えていかなくてはなりません。午前中と同様に、作業開始前には作業環境を見直して安全第一で行います。
【コンクリート工事】
休憩前に打設したコンクリートの状態を確認します。打継ぎ箇所に不具合を発生させないように適切な措置が必要になります。また午前中タタキ作業を行なっていた作業員は清掃や上階床CONの作業補助等、役割が変わるなど臨機応変な対応になっていきます。
17:00
作業終了(清掃・片付け)
最後に作業環境の復旧を行います。仮設材や作業床を作業前の状態に戻します。
安全施設や区画に乱れはないか、取り外された施設は無いか、ゴミや忘れ物は無いか、明日の作業を安全に開始できる状態に戻してから作業エリアを離れます。
また本日使用した機材や工具の点検・清掃・返却を行い休憩所に戻ります。
休憩所で職長に作業進捗を報告して終わりになります。
それでは1日「お疲れ様でした。」

情熱と思いを込めて

土工事は最初から最後までいる職種です。地鎮祭の準備から始まり、最後の事務所引き揚げに携わることも多々ございます。 根伐り工事は建設現場で最初に行われる大規模な工事です。決められた工期の中で様々な建設機械を使用し、無事故無災害にて次工程にバトンを繋ぐ第一走者です。私達の現場でのあり方次第でその後の環境や風紀を左右すると言っても過言ではありません。 またコンクリート工事においては構造躯体の最後を担当します。鉄筋屋さん、設備・電気屋さん、型枠大工さん、各々が作り上げた作品の最後に私達がコンクリートを流し込むことで皆さんが想像する「建物」の形を形成します。コンクリート打設には知識はもちろんですが、条件(天候や気温・生コンの品質や打込み時間)によって刻々と変わる変化に即断して行動を起こさなくては生コンは固まってしまいます。その最良の選択を導く為には知識と培った経験がモノをいう、『職人技』が必要です。 コンクリートを打設するまでには沢山の職種・職人さんが関わりました。私達の施工の出来・不出来によって良い建物・悪い建物と判断されてしまいます。 土工事・土工作業員とは関係者全員の思い入れや情熱を目に見える形にする仕事だと思います。「次工程に繋ぐ第一走者」「良質なコンクリート」を作る事で、関係した職人や元請職員、またその先のお客様の喜びを作る仕事だと思います。

菊池靖成

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